各種検査について
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頸動脈エコー検査
頸動脈エコー検査では、簡便で視覚的に動脈硬化の診断ができます。
全身の動脈硬化の程度を表す指標を評価でき、脳血管疾患に対する評価も用いられます。
動脈硬化を起こすと血管壁が厚くなったり硬くなったりすることがありますが、その様子が画像で簡単に確認できます。
被曝(被ばく)の心配も痛みの心配もありません。
重心動揺計検査
からだのふらつきや、めまい・平衡障害のスクリーニングに適しています。
その他にも、リハビリテーション医学、歯科、スポーツ医学、体育など、広い分野で平衡機能の評価に利用されています。
測定台の中心と足底の中心を一致させて足を閉じて直立した状態で検査します。
体の揺れを重心の揺れとしてとらえ、記録・分析することで、平衡機能の維持に働く体の各器官(視覚系、半規管(はんきかん)系、脊髄固有反射系)、それらを制御する中枢神経系機能の異常の有無を知ることができます。
MRI検査
MRIは磁気を使用して頭部を初め全身の任意の方向の断面を撮像します。
検査時間はCTよりも長くかかりますが、解像度もよく頭部の病変が疑われる方に行い、腫瘍や出血、梗塞、奇形などの部位や大きさ、性状などがわかります。
X線を使いませんので、放射線被曝(被ばく)はありません。
当院では日立製のオープンMRIを導入しております。
オープンMRIは広く開放した環境で検査が受けられるので、狭いところが苦手な方や小児やお年寄りなど、MRI検査が苦手な方にも配慮しています。
脳波検査
脳波とは、耳と頭皮に電極を置いて脳機能を電位変動で調べる検査です。
脳はその活動にともなって微弱な電波を出し続けており、頭の表皮上におけるわずかな電位差となってあらわれます。
その電気的な変動を頭部に付けた電極でとらえ、増幅し、波形として記録します。
各種のてんかん、変性疾患、代謝性疾患、神経系の感染症、脳器質的疾患、意識障害、睡眠障害、精神疾患などの診断の補助・状態把握などに用いられることがあります。